東海道名物（掛川宿・日坂宿編）

小夜の中山から掛川市日坂に下り、掛川城下に入り市内西に向かい掛川市細田に抜ける旧東海道沿いに現存している名物の詰合せ。現在も営々と歴史を刻んでいる名店。旅人になった気分で召し上がれ。

▼掛川深蒸し茶(世界農業遺産登録) (山英製茶)
昔から茶畑に敷き草を入れ有機質の高い土壌でお茶を育成して来ました。
生葉の蒸し時間長くする深蒸し製法。濃く旨味のあるお茶の生産地です。
江戸の初期、掛川城主山内一豊は、東征する徳川家康を久延寺で深蒸茶でもてなしをした、と言われているお茶です。

▼小夜の中山・子育飴 (小泉屋)
急峻な中山峠、ある時山賊に襲われた婦人は不幸にも亡〈なるも赤ちゃんは辛うじて助かり、近くの久延寺の住職はもち米で水飴を作り育てたと。言われており東海道の名物にまでになりました。

▼丁葛製造本舗・葛湯 (桂花園)
自生する葛の蔦の根からくず粉を取り出しもの。漢方に近い自然食。
白やお茶、小豆餡の味付けをしたものなどあり。お湯で溶かして飲みかぜや体力維持などに最適。江戸安永6年(1777)葛川に開業の老舗。

▼掛川名物・葛餅 (伊藤菓子舗)
特産のくず粉を使用してお餅に仕立て、特製のきなこや黒蜜をつけて食す。
夏には冷やして、昔から旅人の楽しみになっている昔菓子。

▼掛川宿の味自慢・手作りあられ (平松商店)
近隣のもち米を使用しあられに。江戸時代は縄を網み草鮭の販売を手掛け商売し街道沿いならではの商い。大正4年あられ店開業106年の老舗。